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前回に続き、ちょっと森の話をしてみます。
森の問題点は他にもあります。 世界最大の木材輸入国である日本は、国内の林業に力を入れてきませんでした。 みなさんもご存知でしょうが、すでに群馬県内でもたくさんの水源が外国資本の手に渡っているようです。 日本の森が外国資本に買われてしまう背景には、森をの持ち主の高齢化や、手入れが出来る後継者がいないという現状もあるのです。 もちろん森の維持管理に公的な援助が必要だと思いますし、なによりもまずは、外国人への林地売買に早く法的規制を付けて欲しいと願うばかりです((+_+)) そんな中、民間団体が動き出しています。 「森の蘇り」では独自に基金を作り、森のために寄付する人と、仕事として森の木を切る人とで協力し合う体制も作られています。 ボランティアでなく、楽しみながらちょっとした仕事として考えていけるシステムです。 また、群馬県では3メートルに切りそろえた木材は、一定額で買い取ってくれます。 A材、B材、C材とランク別になっており、相場に応じて価格変更はあるものの、1立方メートルでいくらと決まっていることなどから間伐に取り組みやすくなっているようです。 これは全国でも例をみない試みだそうです。 また間伐されないひょろひょろの人工林は土砂崩れの原因にもなります。 山の保水力を高めるためには、広葉樹の植林も欠かせません。 嬬恋村では「水とみどりを守る会」が、1ヘクタールもの荒廃地や耕作放棄地を整備しています。 ナラ、クルミ、モミジなどの栽培を始め、森林管理署に提供し植樹をお願いするそうです。 「人生100年と考えればまだ壮年。夢を持って取り組んでいる。」と語る87歳の理事長を中心に「里山再生」を実践しています。 更に長年の酸性雨により立ち枯れしている木が目立つのも、山の土砂崩れの原因とされています。 青々した山並のところどころ茶色く枯れた木々。これが立ち枯れしている木です。 「日本熊森協会」では木の根元に炭をまくことによって、酸化した土壌を中和させる取り組みも続け、たくさんの木を助けています。 ・・・群馬県は関東一の森林面積があります。 その半分は民間林です。 そしてその中で木材生産の目的で植林された人工林で、40年経過した木が3分の2もあるそうです。 木材としての利用に適した人工林を間伐し、広葉樹を植えるのにいい時期が来たようです。 このタイミングで森に関わることの意味をもう一度考えながら、一緒に活動できる仲間をや賛同してくれる理解者を増やしていくことの必要性を感じています。 【お問い合わせ】 shisoyui@rapid.ocn.ne.jp
by nobirukko
| 2011-07-12 05:53
| 林業・森の再生
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