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のびるっこ


好奇心旺盛なおとなとこどもの本気の遊び場
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「粘土団子による稲作」事例報告会

yui、ゆめすくーるの後でharukaの家で遊ばせてもらうことになりました。
そのすきに講演会に行ってきました♪

「田植え」をしないで「粘土団子」を撒いて稲作を実践している、上里見の田島三夫さんの講演です。



福岡正信さんの「わら一本の革命」を読んだのが8年くらい前のことでしょうか。
庭の横の小さな畑は、パパのアドバイスで「不耕起」にしました。
微生物やミミズなどの虫、自然の力をたくさん借りて野菜を作りたいと思ったのです。
そしてこの本を読んで、「麦まいて~、籾まいて~」という米作りに大変憧れを抱いていました。
「田島さんが実践してる」ということをゆいの家の高石さんに聞いて以来、ぜひ一度お話をうかがいたいと思っていた人でした。

田島さん見てたら、水沢の「鹿火屋」のおじさんを思い出しました(笑)
福岡正信さんを「仙人」と言ってましたが、この田島さんも私には「仙人」に見えます。

今回の「中医研だより」でも、田島さんの記事がありましたが、その稲作を取材記者に
「これは実験ですね」
と問われ
「いいえ、実践です」
とはかっこいいではありませんか!!

「粘土団子による稲作」事例報告会_d0160351_20264161.jpg

福岡さんの推奨したのは、「クローバー草生米麦連続不耕起直播栽培」と言うんだそうです。
私が良く言う、「麦まいて~、籾まいて~」って」やつです。
田島さんは「草生稲作」と名づけた粘土団子の直播です。
これなら出来そうな気がします。

1年間の田んぼの様子を、たくさんの写真で時系列で追っていきます。
稲わらを敷き詰めた最初の田んぼの状態から始まり、まったく同じような1年後の稲わらを敷き詰めた画像で終わります。
面白い。

田島さんの実践は、福岡正信さんの自然農への想いを継承する方向で働くことだそうです。
「米」という字が八十八と書くように、88の手間のかかる作業があってお米は作られます。
この88の1つでも抜けると収穫に影響する、そんな厳しさも併せ持つのが米作りです。

「肥料を入れなくても、水、空気、稲わらから稲穂が実る。大地は投資しなくても豊かさを恵んでくれる。」
仙人はやはり哲学者でもありました。

新鮮な驚きと心からの賞賛を、田島さんに送りたいと思います。
素敵な講演をありがとうございました。

by nobirukko | 2012-12-16 21:31 | 講演会
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