ニュースの内容をお伝えします。
『東京電力福島第1原発事故による放射線の影響を調べている福島県の「県民健康管理調査」の検討委員会が11日開かれ、事故発生当時18歳以下を対象とした甲状腺検査について、1人が甲状腺がんと報告された。
甲状腺検査の対象は約36万人で、これまで結果が判明したのは約8万人。
福島県立医大の鈴木真一教授は「チェルノブイリでも甲状腺がんは(発生まで)最短4年。福島では広島、長崎のような外部被ばくや、チェルノブイリのような内部被ばくも起きていない」と述べ、放射線の影響を否定した。
これまでの調査で425人が「一定の大きさのしこりなどが見られるため2次検査が必要」とされた。60人が2次検査を受け、うち38人の結果が判明。この中の1人ががんと判断された。』
とのことです。
因みに、子どもの甲状腺がんの自然発症率は10万人から100万人に一人と言われています。
しかも10歳までの発症はほとんどない、というのがこれまでの定説でした。
この子どもが何歳なのかはわかりませんが、福島県の18歳未満の子供の数が36万人。
結果が出た8万人の中での一人ですから、この一人というのも稀有な例であり、放射能の影響をそんなに簡単に否定しちゃっていいのかな~?と不思議に感じるニュースです。