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くまもり協会さんに誘っていただき、みなかみの奥山の熊たちにどんぐりを届けてきました。
山への道中は、道がかなり荒れています。 登山道も、入り口の案内板はあれど、どこが道なのかわからない有様。 ここへは誰もやってこないのでしょうか? 里の公園や駐車場などで拾ったどんぐりを、獣道のあたりに置きます。 クマ棚発見! *クマ棚とは・・・クマがどんぐりや栗を食べるために木に登り、枝を折った跡。 枝を折っては手繰り寄せて食べ、折った枝はお尻の下に敷くのだとか。折れた枝が重なって棚のようになるのでこう呼ぶそうです。 その下にはたくさんの栗の食べた跡が。 上手に食べるでしょ。 まだ食べてからさほど時間がたっていない感じの痕跡です。 今年は山の実りが豊富なようで、熊はもちろんでしょうがくまもり協会のみなさんがとても喜んでいました。 これでお腹一杯にして、静かに冬眠してほしいと願いながら、コンテナに10箱位でしょうか、どんぐりと栗を置いてきました。 冬眠はここですか? どんぐり撒いて、ごみを拾ってきた~(笑) どんぐりまきが終わったら、月夜野の親水公園で休憩。 笑顔が素敵な、くまもり協会のみなさんです。 今年一番の冷え込みで谷川岳では初雪が観測されましたが、ここはいろんな意味で温かい(笑) お湯を沸かして、カップヌードルと珈琲を振舞っていただきました♪ 17日には先日の知事宛の申入書が朝日新聞の記事となりました。 くまが出たから撃ち殺す、というのは究極のその場しのぎ。 そして私たちができるどんぐりを拾って届けたり、実のなる木を植えたり、栗の木が元気でいられるように炭を撒いたりすることも一時的な対処でしかありません。 抜本的な改革が出来るのは、行政主導でなきゃ無理だと思うのです。 くまもり協会群馬支部の川嵜さんが記事の中でも言うように、 「人と熊が住み分けできるエリア作り」 ということに本気で取り組んで欲しいと思います。 先日の県の農林課の方が 「尾瀬では熊と人とのゾーニングが図られている。」 ともおっしゃっていました。 可能性を感じます。 新聞に続き今夜はNHKニュースの「ほっとぐんま640」の特集で、またもやくまもり協会さん登場です! 川嵜さん、渋くてかっこいい! 沼田や月夜野で熊の目撃情報が相次いでいるそうで、子どもたちは熊鈴をつけての登下校です。 取材のこの日、撒いたどんぐりは250キロ。 熊1頭の2週間分の量だそうです。 以下はニュースの内容そのままにお届けします。 川嵜さん「餌付けになるからやめたほうがいいという話もあるが、林業の被害を受けている人もいる。農家でとうもろこしをやられたりりんごを食べられたりしてる。」 ―川嵜さんは、こうした取り組みは一時的なもので、人間と熊の生活を分ける「里山」の重要性を指摘しています。 川嵜さん「動物と人間の境界の部分の手入れが、行き届かなくなった。里山放置が起こっている。結局、人間と顔をあわせる機会が少なくなり、動物はどんどん下におりてきている。」 ―高齢化や後継者不足で、里山の管理が行き届かなくなり、耕作不耕起地が増えていることから、熊の行動範囲が広がってきていると川嵜さんは指摘します。 川嵜さん「森を見直してもらう、森に入ってもらう、森の手入れをしてもらうことをしていかなければ、次の世代次の次の世代、生きられなくなる。人間が被害を受けている時代だからこそ、今やらないと間に合わない。」 ―森で暮らす熊といかに共存していくのか、相次ぐ熊の出没は、自然とどう向き合うかを私たちに問いかけています。 以上です。 (さすがニュース、まとめ方が上手いね~)
by nobirukko
| 2012-10-24 22:57
| 林業・森の再生
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